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YAMAHA

FC50 special proto 2006 / FC50X 2010


ここ数年はこの楽器をメインに使っています。



ヤマハはとにかく手にしっくり来て、

 

こちらのどんなわがままな要求にも忠実に応えてくれる。



このフィット感は、サイズやプルサシオン(弦の張力)が絶妙というだけ

 

でなく、同じ日本人同士というのが大きいのでは。



音は意外なほど野太く乾いていて男性的。

 

マッチョなフラメンコの音がします。

2010年にこの楽器でスペインのコンクールで受賞をした際は、

 

音の良さにも驚かれ、誇らしい気持ちでした。

 

一方で、フラメンコ以外のジャンルの演奏にも応えてくれる。

 

その柔軟さも魅力です。



(主な使用アルバム: Al Toque~フラメンコの飛翔~)



沖仁 使用楽器 / 機材

Su instrumentos / equipos

Teodoro Pérez

Flamenco 2007 / Flamenco concierto 2010





テオドロペレスを手にすると、いつでも幸せで暖かい気分になる。

 

この楽器が細部までとことん丁寧に愛情を込めて

 

造られているからでしょう。

 

装飾も塗装も、本当に美しいです。

音は、気品と艶気があって、しなやかで良く伸びます。

 

でもいざという時にぎらりと刃を抜いた凄みを見せるのは、

 

やはりスペイン製ならでは。



(主な使用アルバム:Mi camino 2 ~¡guitarra!~)



 



YAMAHA 

FCX-STD(沖仁シグネチャーモデル)







こちらはヤマハとのコラボモデル。

ギターの中にコンデンサーマイクとピエゾピックアップが

仕込んであって、ギターケーブル1本あれば簡単に

音響システムと繋げられます。



パーカッションなど大音量の楽器とのアンサンブルで

特に効果を発揮します。





(主な使用作品:DVD con palmas Live@bluenote)







 



José Ramírez 1967

こちらは僕の師匠である

セラニートから譲り受けた(もちろんタダではないです)

大切な1本。

ラミレスのクラシックギターにゴルペ板を張った

この名器を、セラニートは若い頃ずっとメインに使っていました。

僕が聴きこんでコピーをしていた数々のアルバムは実は

このギターで録音されたのだと知り、

感動でした。



この楽器とさよならをする時、



セラニートは泣いていました。



良い音とはなにか、

それを教えてくれる大切な1本です。

Godin Grand Consert



こちらはカナダのメーカー、ゴダン。



おそらく他にはない、

ナイロン弦のギターシンセです。



ギター本体に、ローランドの音源、GR55を繋ぐ事で、

ギター以外の音、例えばピアノやストリングスやドラムといった音までを出力できます。



僕は現時点では主にデモ制作に使用しています。



PCに繋いで演奏するとMIDIデータを作成できるので、

それを元にソフト音源で更に多彩な音を出したり、

弾いたフレーズを即座に楽譜に起こす事も可能。



アイディアとセンス次第で無限の可能性を秘めた1本なのです。



Savarez "Tomatito"  /

 Luthier "concert silver"



弦は、サバレスやルシエールを良く使います。

ルシエールは非常にニュートラルなバランスの、

どんな楽器にも合う標準的な弦。

新しい楽器や、

迷った時にはとりあえずこれを張っておけば間違いないです。

 

最近はテオドロペレスの弦高を低めに設定して、



青いミディアムテンションパッケージを張るのがお気に入り。



サバレスのトマティートは、かなり「攻める」弦。

とにかく音がデカくてびっくりします。

メタリックなジャリン、という感じと



コーティングされたつるっとした感じ、



そしてクリスピーなカリッとした感じを



併せ持った、今風の音です。

チューニングもすぐ安定するし、頼もしいですよ。

CAMPS 

Premera C / Tune



最近話題のスペインの工房、

campsのエレ・フラメンコ。



fishman製のピエゾ・ピックアップとコンデンサーマイクを

搭載しており、二つのブレンド具合を自由に変えられます。

またハイポジションでの左手の動きが楽になるように

カッタウェイが入っています。



母体になっているギターそのものはいかにもスペイン製。



明るく歯切れよく、乾いているけど腰がねばる。



マイクとピエゾのセッティングは、これはソロを生音で

聞かせるというよりも、大編成のアンサンブルの中で

音が立つようにチューニングされています。

 

バンド編成で、曲によってエレキからガットに持ち替えたい

というような場合に真価を発揮するでしょう。

ただ、そのようなコンセプトで作られたギターの中では

群を抜いてちゃんとフラメンコギターですよ。



個人的には、ステレオケーブルを使えばマイクとピエゾを

別々にPAに送れるところ、内蔵チューナーをonにすると

音がミュートされるところがぐっと来ます。



 

AER guitar amp / dual mix / colourizer



以前はギター1本だけ持ってステージに上がり演奏し、 

PAされる音は完全に人任せだった僕ですが、最近は色々機材を持ち込み、

どんな会場でもちゃんと僕の音を届けられるようにしています。



AERの製品はどれも高品位で耐久性があり、

またシンプルな機能でありつつも、かゆい所に手が届くセンスの良さを感じます。



 

AERのギターアンプは自分の音をモニターするマイアンプとして

リハにもライブにも必ず持ち歩いています。



そしてこのpocket toolsシリーズ。



AERアンプの入力部を抜き出したというdual mixは、

アンプのチャンネルを増やすためにも使えるし、

シンプルでハイクオリティーの独立したミキサーとしても使えます。



colourizerは、プリアンプ、DI、EQを一つにした機材。

特筆すべきはEQ部。EQって案外使いこなすのが難しいけど、

これは適当にいじってもサウンドがキマる。

遊べるし、使えます。





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